1984.08.05〜07 第26区
中尾橋←槍見温泉←笠ヶ岳←双六岳←三俣蓮華岳←鷲羽池 ←高天原
84年8月 100名山めぐりで縦走を企てる。
結婚後4年間でわずか5座のみ。
そろそろ稼がないと・・・・。 この年は8月19日に平ヶ岳を完了。 計4座となった。
8/3(1日目)夜行列車で富山着。 有峰から入る。
結構余裕で太郎平に着く。 その足で薬師岳に登るとなんだか疲れが出てきた。
天気は良かったが15:15の山頂はガスの中。 切れ間にみえるカール良し。第80番目である。
この日は薬師小屋泊。
日出 槍方向
この小屋で知り合った男性とはコースが同じ。 以後3日間ほぼ同行する。
8/4(2日目) 下りは快調。 太郎平からいっきに薬師沢に下る。 これが祟った。
どうにも足が動かない。 雲ノ平に登り返すのを諦め、川沿いの巻き道を直接高天原に向かう。
わずかな登りがつらい。 約4時間かけてようやく高天原へ着く。 10年前の明日(8/5の意味)ぶり。
降水がすくないのかなんだか荒れているように感じる。 ともあれ温泉に向かう。 20分ぐらい要す。
以前は湯小屋に入ったが、ここは今年は女性専用。 河原の中にオープンスタイルで男性用が有った。
それを横目にさらに30分北上する。 ついた「夢の平」は・・・・。そうとう荒れている。
池塘は干上がり、竜晶池も小ぶり、花も少なくがっかり。
高天原 竜晶池
「10年前の記録」
1974.8.6 高天原-温泉沢の頭-水晶小屋-乗越 虫のいっぱいいる眠りの原を巡り、
高天原に帰着。 その足で夢の原に向かった。
着いた夢の原は人もおらず、もうせんごけがいっぱい。
竜晶池は周りを森に囲まれ、小島が浮かび、トンボ、わたすげが。
そうそう虫もいっぱい。両足で24ヶ所以上も。
8/5(3日目)水晶池経由で岩苔乗越に直登。 今日も体調は悪い。
その割りには乗越の向こうで約1時間、黒部源流の最初の1滴を探しに回る。
水晶池 最初の1滴
10年前の明日とはまったく違った位置に湧いていた。
ワリモ岳を乗り越え、ようやく第81番目の鷲羽岳11:00着。
手前の鷲羽池、向こうの槍ヶ岳のコントラストが良い。
槍と池 池
ばてているのにその池をピストンした。 もう来ることも無いであろう。
三俣山荘で休んだ後、三俣蓮華に。 前回は山頂をピストンし巻き道を選んだので、
今回は稜線沿いをと重い荷物を揚げる。
稜線に踏み出すと急に人が少なくなる。 みな巻き道を行くのだろう。
蓮華の登りがこたえた。 1時間ちょっとの道を2時間近くかかってようやく双六小屋に着く。
11年前の今日、元気いっぱいで昼飯を食っていたのに。
8/6(4日目) 朝6:05出発 今日も天気良し。 体調は昨日より良くなった。
日出 槍方向
緩い上下を繰り返し弓折、大ノマを通過。 秩父平のお花畑、抜戸岳付近にくるとさらに調子よし。
腕が左右にリズミカルに動く。 いままでのばてばてが嘘のよう。 吹き上げる風が心地よい。
抜戸岳付近
12:50には笠の小屋着、一休み後山頂に13:30着、これで第82番目完了。
山頂は板状石のケルンがいっぱい。 祠もりっぱ。 さすが修験者の峰。
眺めは良いはずだがガスが舞っていて何も見えない。 明日の下山は、三大急登のクリヤ谷。
小屋人は橋が流されているかもしれないとのこと。 でその分のロスを加え、4時発を計画。
8/7(5日目)4:15小屋発。 山頂4:30、下山途中で日出となる。
岩小屋や雷鳥岩を通過、6:05クリア沢の頭着。
日出 笠方向
ここからは谷沿いに下る。 6:30水場で腹ごしらえ。 すぐに樹林帯に入り眺めは無い。
7:40傾斜が緩くなって問題の沢にでる。 橋は有った。
錫杖岳がだんだん高くなり右手に大きくなる8:15頃、岩小屋があった。
心配した橋崩壊もなくスムーズに下山。 出発後5時間後の9:17 槍見温泉着。
ビール片手に汗を流す。
約1時間後、歩7分の中尾橋に着き、100名山めぐりを終えた。
この中尾橋(中尾温泉入口)から焼岳に登れば上高地につながるな。 ブラッシュアップの一つに考えよう。
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